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鍼灸治療の効果〜体を反応させるっておもしろい!

『鍼ってどういうものなの?』

よく聞かれる質問です。
ざっくり言ってしまえば、『体の反応を引き起こす、きっかけ作り』です。
なので主体は患者様のお体の力です。

 

鍼を打つと、筋肉の組織をほんの少しだけ傷つきます。
傷がつくと『ここを治さなければ!』と、体が反応します。

傷ついたところを治す為に、体は免疫物質を集めます。
その為に、鍼を打ったところに血流が集まってきます。ほんのり円形に赤くなったりします。
血流が良くなるので、その部分にある、『痛いよ』と発する物質、や不要な老廃物も流れやすくなります。
血が流れる事で、堅く凝り固まっていた筋肉に、柔らかさがでます。
筋肉が柔らかくなったおかげで、堅くなった筋肉に圧迫されていた血管や神経などが解放されます。
筋肉が柔らかくなったおかげで、関節の動きが出る様になります。
血流が正常に流れる様になったおかげで、その先にある臓器に栄養が行く様になります。
臓器に栄養が行く様になると、体の働きが正常に近づきます。

 

上記は反応の一部ですが、一つの『きっかけ』で、こんなにもたくさんの『反応』がもらえるのです。
鍼を打つ事によって、意図的に回復させたい場所を選ぶ事ができるのです。

 

私は比較的細い鍼、0番鍼を好んで使います。
髪の毛くらいの細さでしょうか。
これを筋肉組織に『ぶつかる』くらいにあてて、じっと待ちます。
そうすると、ずんずんと、堅くなった筋肉が自ら動き出し、堅かった結び目がほどけるかのようにふわっとほどけます。
この、ほどける手応えが好きなのです。

 

必要な『きっかけ』は、少しでよい方も、たくさん欲しい方も。
一般的には若い人、運動を良くする人は反応が良かったりします。
回数を重ねるごとに、脳が反応を学習して、『あ、これほどけていいやつだ!』って反応が徐々に良くなったります。

 

これを読んで鍼灸治療に興味を持って頂ければうれしいです。

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