悲しみを乗り越える方法
とても悲しい事が起こりました。
子供が間違えて私のスニーカーを捨ててしまったのです。
奈良県の三輪山を参拝するために奮発して買ったちょっと良い黒のプーマのスニーカーです。
意気消沈心神喪失しながら、息子に問います。
「この悲しみが、怒りに変わってしまった時、どうしたらいいの?」
「怒り」の前には必ず「悲しみ」があります。
喪失の悲しみは、やがて「どうしてそうしたんだ!」という怒りに変わります。
その問いかけに、捨てた主が少し、考え。答えます。
「悲しみを、喜びに変えればいい。」
「!??」
どの口が言う。という気持ち。
どういう発想。という気持ち。
なんだって??。という気持ち。
様々な気持ちが一度に押し寄せ。私は膝から崩れ落ちた。
そして、床に突っ伏し、呼吸困難になるほど、笑った。
【悲しい】否認→怒り→取引→抑うつ→受容
これは、ドイツの精神科医エリザベス・キューブラー・ロスが、悲しみの乗り越え方を5段階で表したものです。
さらに、「悲しみ」、「怒り」、「喜び」の位置を考慮し、東洋医学の思想陰陽五行説に当てはめてみます。
気(エネルギー)は性質を変えてくるくる廻り続けますよ。という思想。
木→火→土→金→水→木→火→
悲しみ(水)→怒り(木)→喜び(火)
なんという事でしょう。怒りの次は喜びでした。
悲しみ、は怒りで終わらせるのではなく、乗り越えて「喜び」に進展させるのが可能なのです。
怒りをそこで発散させて終わるのではなく、
「自分はここに怒りを感じたんだ」と自分の気持ちの変化の事実を受け止め、
次に進み、それを喜びに変えることができたとしたら。
【悲しい】否認→怒り→取引→抑うつ→受容→喜び(NEW!)
上記仮説を超スピード、10秒ほどで頭を巡らせ。
立ち上がり、体制を整えて答える。
「わかった。悲しみを、喜びに変えてくる。」
私はイオンに向かった_________。
そして新しい可愛いサンダルを履いたまま帰宅。
スニーカーは、可愛いサンダルに変化し、
喪失の悲しみは、怒りの感情を受け止めて、喜びに変わった瞬間であった。
陰陽五行説、深い。万能。と実感した出来事でした。
気はくるくる回り、新しく変化を続けます。
古いものを変えて新しいものへ新陳代謝して変化してまわりまわる。
体もそうですよね。
悲しみは、怒りを乗り越えて喜びに変えてみよう。